No.2442 (無料コラム)私の思いつき政策提言!自己株式に議決権を!!
簡単に言いますと
「これから取得する自己株式に議決権をあげましょう」
株主にとって資産効率を悪化させている持ち合い解消推進策&上場会社にとって本当にメリットのあるアクティビスト対策、です。
こまかい内容までつめて考えたわけではありません。すみませんが、思いつきです。株主サイドからいろんな批判があるのはわかった上で言いますが、上場会社って社長の保身のために持ち合いをやっているつもりはないんですよ。ええ、本当に本当です。本音として「会社を守るため」に持ち合いをやっています。現に、それほど長期にわたって社長の座に居座る人っていないでしょ?
上場会社も本音では持ち合いなんてしたくないんですよ。株主こそ持ち合いなんてやめてほしいわけですよ。だったら、双方にとってメリットのある政策を考えたほうがよいと思うのです。
これまでに取得した自己株には議決権を付けない。これから取得する自己株式には議決権をつけてあげて、取締役会が行使する。ただし議決権があるだけで配当などは受け取らない。発行済からは控除、だからEPSも自己株取得をしたら増える。
ただ、議決権があるので、会社のB/Sにはなんらかの資産計上をする必要がありますかね?でも、議決権の資産価値ってどうやって計算するんだろう?笑 INPEXが上場する際、経済産業大臣に対して拒否権付種類株式、いわゆる黄金株を発行した上で上場したのですが、その際の黄金株の発行価格は上場時の普通株式の発行価格と同じ価格にしたはずです。まあそのあたりは本当にこの思いつきを実行するとなった際につめるとしましょう。なんとかなりそうですし(感覚的には決めの問題だと思う)。
これ、思いっきり持ち合い解消に使えませんか?お互いが持っている株を自己株取得し合えばいいんですよ。あわせて「持ち合い株には議決権を与えない」とすれば、持ち合い解消も進むし、かといって議決権は自己株取得をすれば会社が確保できる。
株主、上場会社の双方にとってメリットがありませんかね?上場会社はすごく一生懸命自社株買いをしますよ。持ち合い解消も一気に進みます。株主にとっても資産効率が一気に改善します。株主って本当は株主提案を通したいなんて思ってないでしょ?上場会社が効率的に経営をしてくれて、利益を上げてくれればいいわけでしょ?自分の取り分であるEPSが増えればいいわけでしょ?「緊張感がなくなる!」 なくなりませんよ。必死に自社株買いをどれくらいできるか?今後の投資との兼ね合いは?を必死に考えますよ。持ち合いを続けるよりよっぽどいい。
現在改正が検討されている株主提案権などですが、株主提案権を制限しても上場会社にとってはアクティビスト対策にはならないんですよ。一部の上場会社にとってはメリットがありますが、ごくごくわずかなメリットであり、ほとんどのアクティビストは300個しか持たずに株主提案をすることはあまりありません(京セラ、日本製鉄への株主提案くらいかな)。
それと一部で議論されている「長期保有株主への議決権優遇策」ですが、あれ、アクティビストが長期保有している場合はどうするんですか?エフィッシモなんて銘柄によっては20年近く長期保有していますよ。そして何もアクティビストだけではなく、普通に一般のインデックス運用をしている機関投資家も経営トップの選任議案に反対したり、株主提案に賛成したりする時代ですよ。インデックス運用の機関投資家ってけっこうな長期保有株主じゃないですか?そういった株主の議決権も増えることになるから、長期保有株主の議決権優遇策って結果的にはあまり意味のない制度になりかねません。
なにより「なんでフランスのマネするの?」ってこと笑
政府の皆さん、いかがでしょうか?自己株式に議決権を付与するというアイデア、考えてみていただけませんかね?
