No.1972 牧野フライスの財団株主が反対表明した件のポイントはここですよ!
牧野フライス株式を3.82%所有する公益財団法人工作機械技術振興財団(以下「財団株主」)がニデックのTOB提案に対して反対を表明しました。財団株主が公表した内容によると理由は(正確には財団株主のHPをご覧ください)
『「本公開買付けに応募するか否かは現時点では不確実であるが、本株式併合に係る議案への賛成の議決権を行使すると見込まれる対象者株式」として当財団の所有している株式を当財団に断りなく掲げ』
『客観的な事実に基づき判断が求められている一般株主に対して誤認を与える一方的な推測であること』
『事実誤認・誤解を前提としたフレームワークのもとで進められようとしていること』
などとしています。さすがに11,000円を提示し、子会社化を目的にTOB成立要件の下限を50%としている条件を強圧的だというのはどうなのでしょう。そしてニデックは財団株主の上場廃止手続きへの賛成を『牧野フライスが反対した状態でもTOBが成立し、ニデックが親会社になった後には、一般的に牧野フライスの取締役会はニデックの経営方針に一定の理解を示すだろうし、応募しない株主も上場廃止手続きに賛成してくれるでしょう』という考えのもとで整理しています。これをもって「オレの意見を勝手に賛成にした!株主軽視だ!」ってのもどうなのかなと・・・。
ただこの財団株主の反対意見表明によってわかることがいくつかありますので、今日のコラムはそれをお伝えするとともに、今後の牧野フライスの対抗策を想像してみましょう。なお、私の考えている対抗策はおそらく牧野フライスのものとはまったく違うはずです。
なお、財団株主の反対表明分の最後に「当財団では、臨時の理事会及び評議員会を開催し、当財団としての考え方を理事会、評議員会双方において改めて確認し、上記の通り決議致しました。なお、本決議は、理事会及び評議員会ともに、利害関係者を除くほぼ全員の賛同により決議されたものです」とあります。「利害関係者を除くほぼ全員の賛同」というのはどういうことなんでしょう?「利害関係者を除く全員の賛同」ではないのでしょうか???賛同しなかった人もいるということですかね???
