No.1936 ニデックが牧野フライス製作所に敵対的TOB!!!
「さて、今日は今年の最終営業日だからゆっくり過ごすか!せや!スキーの準備でもするか!」と思っていたところに、以下のニュースが飛び込んできました。ニデックが牧野フライス製作所に対して敵対的TOB(同意なきTOB)を実施します。しかし永守さん、ななかなかえげつないタイミングで敵対的TOBを公表しましたねえ。なにも年末にやらなくても・・・無慈悲ですねえ。
ニデック、工作機械の牧野フライスに同意なきTOB
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF270GM0X21C24A2000000/
ニデックは27日、工作機械大手の牧野フライス製作所にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。牧野フライスの同意を得ていない。2025年4月4日から1株1万1000円でTOBを始める。26日の牧野フライス株の終値(7750円)に対する上乗せ幅(プレミアム)は42%になる。全株を取得する場合は2500億円超の大型買収になる。
ニデックと牧野フライスにこれまで資本関係はなく、TOBは自己株を除く発行済み株式の50%を下限とする。
ニデックは23年7月に工作機械メーカーのTAKISAWAにも「同意なきTOB」をしかけ、同年11月に傘下に収めた経緯がある。
牧野フライス製作所が危ないよって話は以下のコラムでまとめたことがあります。無料公開します。
No.1579 だからアクティビストが登場したら早めに手を打てと言っています
https://ib-consulting.jp/column/4871/
「さらなる買収も見込まれる」そうです。たぶんオアシスが牧野フライス株を買った時点ではニデックの買収提案は世の中に出ておらず、業界再編が目的ではなかったかもしれませんが、ニデックがTAKISAWAへの買収提案を公表しましたから、オアシスはこれまでの主張に「業界再編!」を加えるかもしれません。
こういうことなんですよ。アクティビストを放っておくと、後々に大変なことになってしまうのです。だからリスクはその芽が小さいうちにつんでおいたほうがよいのです。
旧村上ファンドに狙われ、オアシスに狙われ、「早めに手を打たないと、ホントに危ない買収者が寄ってきますよ」という趣旨のことを書いていました。TAKISAWAの件がありましたから、当然「ニデックがいつか来るわな」と。
ではニデックが公表したプレスリリースを見てみましょう。
https://www.nidec.com/-/media/www-nidec-com/corporate/news/2024/1227-01/241227-01.pdf?rev=7584315209f9405784f3e2b127136708&sc_lang=ja-JP
・TOB価格:11,000円 ※2024年12月26日(基準日)の牧野フライス製作所の終値7,750円、直近1ヶ月間の終値単純平均値7,112円、直近3ヶ月間の終値単純平均値6,552 円、直近6ヶ月間の終値単純平均値6,313 円に対してそれぞれ 41.94%、54.67%、67.89%、及び 74.24%のプレミアム。PBR1.19倍に相当する水準
・買付予定数:上限なし(全株買収)、下限11,694,400株(総議決権の過半)
・TOB開始時期:2025年4月4日を予定 ※TOB期間は31営業日を予定しているため、全体で4カ月間程度の検討期間を提供
・TOB期間:31営業日
・TOB代理人:三田証券、マネックス証券(復代理人)
・リーガルアドバイザー:TMI総合法律事務所 ※想像ですが、岩倉弁護士ですかね???
ニデックのプレスリリースをざっと読む限り、ニデックは事前に牧野フライス製作所にアプローチしていませんね。ということは、牧野フライス製作所も今日の日経の速報やニデックの8:30のプレスリリースを見て初めて知った、ということかもしれません。年末の「ああ~、今年も終わりかあ。今日はヒマやなあ。掃除でもして過ごすかあ!」といったのんびり、のんきな雰囲気のときに、突如として敵対的TOB・・・おそろしい。日本の敵対的TOB史上、対象会社にとってもっとも最悪なタイミングの敵対的TOBですね。アクティビストが年末に経営改善要望書を送ってきて対応した経験は私にもありますが、最悪でした・・・。アクティビストの提案ですらイヤなのに、会社が根底からひっくり返るかもしれない敵対的TOBですからねえ。
これから牧野フライス製作所は主幹事証券(日興)や弁護士に連絡して対応を協議するでしょう。そろそろ主幹事と弁護士が牧野フライス製作所の東京本社(東京都目黒区)に到着してMTGが始まるころかな?
以下、牧野フライス製作所の年末年始休業のお知らせ・・・訂正したほうがよさそうですね。少なくとも今日の正午から休むわけにはいかなそうです。
https://www.makino.co.jp/ja-jp/information/winter-close2024
あ、牧野フライスさん、もし必要でしたら当社もアドバイスできます!!!(年明け1月6日以降なら・・・)
秘策はありますよ!!!
