2025年10月21日

No.2153 (特別コラム)買収防衛策は有事でよいという発想が危険

たまに買収防衛策は有事導入・発動でいいじゃないかとおっしゃる方がいらっしゃいます。確かにご指摘の点は私も理解しているのですが、ただいろんな理由でやはり「平時に入れておくべき」と私は考えています。
有事導入・発動でよいという方の多くが「平時に導入しても発動するときは有事に株主総会を開いて決議を取るんでしょ?それって有事型を有事に導入・発動するのと同じじゃん。だったら別にわざわざ平時に入れておかなくても、有事になってから入れればいいじゃん」と指摘します。発動の手続きはおっしゃるとおりで、定時株主総会で承認されているとはいえ平時型であっても発動するときは株主総会を開催しますから、だったら有事型でいいじゃないという理屈もわかります。ただし、だからと言って有事になってから導入・発動すればいいというのはかなり乱暴です。
まずいつも申し上げている通り「有事になったらではなく、有事にしないことが大切。よく裁判になっても勝てる!という人がいるが、そうじゃなくて裁判しないのがいいんですから」ということ。最近の上場会社は「有事になったらどうするか?」ばかり考えていませんか?そうじゃないのです。
そしてこうも言えます。平時じゃなくて有事になってからでいいのなら・・・

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