2025年07月18日

No.2081 予想通りアリマンタシォンのセブン&アイに対する買収提案は失敗

以下の通り、アリマンタシォン・クシュタールによるセブン&アイHDに対する買収提案は失敗しました。ニデックによる牧野フライスへの敵対的TOBも失敗、アリマンタシォンによるセブンへの買収提案も失敗。こうなってくると盛り上がっていたストラテジック・バイヤーによる敵対的TOBが一気に沈静化する気配が出てきました。しかし私は「今後はこういう動きになっていくんだろうな」と見ております。
なお、今回のセブンへの買収提案の失敗を受けて、マスコミ的には「日本の経営者はやっぱり株主を見ていない」といった報道をするのかもしれませんが、私に言わせれば「この程度の抵抗など想定内。この程度の抵抗を前提にした作戦を準備していなかった買収者の覚悟がなさすぎる。そもそも敵対的にはやらないとか言ってる時点でもう終わり。敵対的も辞さず!くらい言わないとダメでしょ。言えなかったんだろうけど」ということ。
日本企業に対する敵対的TOBを成功させたいのなら、相当工夫しないとダメなのですよ。ちなみに当社はその工夫や知恵を有しております。もちろん絶対に勝てるなどとは言いませんが、少なくとも、アリマンタシォンにこのようなみっともない負け戦をさせないくらいの知恵と工夫はあります。
ちなみに日本製鉄がUSスチールを買収するのに1年半かかりました。ずいぶん昔ですがオラクルがピープルソフトに敵対的買収を仕掛けた際、1年半かかりました。その間、TOB価格を何度も引上げ、当初のTOB価格16ドルが26.50ドルまで上がりました。そういうことです。覚悟もないし、知恵も工夫もないし、ガマン強さもないのが今回のアリマンタシォンです。

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