2025年01月22日

No.1948 旧村上ファンドがとうとう王子ホールディングスの大量保有報告書を提出

旧村上ファンドが王子HDの株主であることはすでにわかっていましたので、特に驚きではありません。以下の通りです。何が驚きかというと2つ。
1つ目は「かつて北越製紙に敵対的TOBを仕掛けた王子までもがアクティビストのターゲットになっちゃったのかあ」という点です。非常に残念です。2006年というまだアクティビストの敵対的TOBしかほとんど起きていない時代、初めてと言ってよい日本の伝統的な大企業によるまっとうな、真摯な敵対的TOBを初めて実施したのが王子製紙(当時)です。私は当時、野村證券にいましたので、ことの経緯はだいたい知っています。私の個人的感想は「王子製紙は本当に勇気のある会社」というものです。よくあの時代に敵対的TOBという経営戦略を選択できたなと感心します。
今でこそ経済産業省の指針が後押ししてくれていますが、あの時代はそれこそまだ「乗っ取り」と言われた時代です。当時、日経の財務・証券面は王子の行動を賞賛しましたが、産業面は思いっきり批判・非難しました。いろんな事情があったから。
そんな時代に敵対的TOBの実行を決断した王子HDまでもが旧村上ファンドというアクティビストのターゲットになってしまいました。重ね重ね残念です。

こちらは有料会員限定記事となります。

有料会員になると続きをお読みいただけます。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

もちろんまだ牧野フライスが抵抗するのかどうかはわかりませんし、TOB価格が高いので万歳する可能性はあると思いますが、それだとつまらないですよね。私は「牧野フライスは徹底的にニデックに抵抗してくれる!」と期待しながら、牧野フライスの対抗...

続きを読む

すみませんが、このコラムは9月6日の午前中に書いたもので、その時点ではまだコロワイドの提案はダイヤモンドのみが報じている状況でした。日経の報道だと、買収提案をするみたいですね。

続きを読む

カテゴリからコラムを探す

月別アーカイブ